プロフィールやあいさつ文に悩む人は多いと思いますが、今回は「こんなプロフィール文や挨拶文はイヤだ!」ということで、3つの例を紹介します。
これらを頭に入れた上で、「わかりやすい」「つたわりやすい」プロフィールを書いてみてくださいね。
1.何を売っている店かわからない!
サイトを見て一番困るのが「その会社が何屋さんなのかわからない」「その方が何者かがわからない」こと。
プロフィールの目的は「のれん」。
「私は何屋さんです」ということをはっきりと伝えるものなんです。
もしあなたがランチを食べる時、
「今日はパスタの気分~」と思ったら、「イタリアン」という看板を探したり、赤・緑・白のイタリアンの配色のお店を目指しますよね。
同様に、ノートが欲しいと思ったら、文房具店や本屋を目指すと思います。
それなのに「え、パスタですか? いや、うちうどん屋なんです」と言われたり、「文房具店って書いてありますが、野菜しか置いてないんです」って言われたら、時間も無駄ですし、そもそも怒れてしまいますよね?
お客さんがお店を間違えないように、そして探すのに困らないように、「私は何を売っています」というのれんを出しましょう!
2.どんな思いを持っているのか伝わらない
あるサイトを見て、事業内容とカッコイイコピーだけあった場合、その会社の体温は伝わらないと、私は考えています。
世の中に同じ仕事は山ほどあります。
「人柄が伝わってきて、自分の会社と合うところとお取り引きしたい」と思うのは当然のこと。
そのためには「思い」と「ストーリー」が重要になってきます。
誰もが、紆余曲折を経て人生を歩いていますが、自分では気づきません。
テレビや雑誌の取材がない限り、自分自身を振り返る機会は少ないですが、
「今の仕事を始めたのはなぜか」
「きっかけとなる出来事はいつ、どんなものだったのか」
「今の仕事で叶えたいことは何か」
「社員にどんなふうに幸せになってほしいか」
こうした質問を投げかけると、皆さん「うーん」とうなられるのですが、話すうちに答えや目標を見つけてくださいます。
特に最後の「社員に対しての思い」というのは、社内ブランディングにもなり、「社長って話したことないけど、背景にはこんな思いや物語があったのか」という意思の疎通にも繋がります。
余談ですが、プロフィールを書かせてもらった後、お客様の声として一番多かったのが
「自分の意識が変わった」
「仕事を頑張ろうと思った」
「自分のいいところがわかったので、自信が持てた」
という声でした。
私自身は当時はSEO対策にも力を入れていたので、当然「売り上げが上がった」という声を伺えると思ったのですが、そうじゃなかったんです。
経営計画書と同じで「向き合うこと」に価値があるのかもしれません。
3.なんか……スキがない!
「スキがない」というと語弊があるかもしれませんが、私はプロフィールで敗者復活ができると思っています。
これは企業さんではなく、個人事業主の方があてはまるかもしれませんが…
例えば「子育てカウンセラー」という仕事。
自分が子育てに悩んでいる時、どちらの人に相談したいと思うでしょうか?
Aさん
子どもが大好きで、自らも元保育士。
3人の子どもはみんな健康的で、夫も子育てに参加してくれている。
おやつは手作りのお菓子。休日はみんなでバーベキュー。
子育てってとても楽しいし、人生で一番大切だと思っている。
そんな時、子育てについて教えている方に会い、メソッドを学ぶ。
子どもも好き。自分のことも大好き。
世の中のお母さん全てに「子育てっていいものだよ~」と伝えたい。
Bさん
不妊治療を重ねて3人の子どもを育てている。
しかし真ん中の子どもはよく熱を出し、下の子はかんしゃく持ち。夫も出張が多くワンオペ。
「こんなはずじゃなかった」という思いと「自分はいいお母さんじゃない」
という思いにかられ、日々自分を責めている。
そんな時、子育てについて教えている方に会い、メソッドを学ぶ。
今は子どもが好き。自分のことも大好き。
世の中のお母さん全てに「子育てっていいものだよ~」と伝えたい。
後半三行は、AさんもBさんも同じです。
でも、どちらに相談したいかというと、Bさんではないでしょうか。
Aさんに相談しても「え~子どもってカワイイじゃないですか?」という答えが返ってきそう
(個人の感想です笑)
悩んできたからこそ、悩んでいる人の気持ちがわかる。
困ってきたからこそ、同じような人を一人でも救いたい
学んで楽になったことを伝えて、一人でも悩む人を減らしたい。
それが伝わってくるから「信用」に繋がるんですよね。
それこそが「敗者復活の理論」。
もし起業して間もないようなら、ぜひあなたの体験談を入れてプロフィールを書いてみてください。
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