少し前から気になっていた「chatGPT」。
お友達が誘ってくれたので、初めて講座に行ってみました。
というのも…彼女がchatGPTで作った「講座の案内文」のできが非常によく、
「や…ヤバイ、私の仕事なくなるかも」って思ったから。
勝負に勝つにはまず敵を知ることから!
ということで1時間の講座におじゃましました。
講師を務めてくださったのは、池田義国さん。
普段は企業に勤めながら、講師の活動もされています。
ということであくまでも「ライター目線」で、
敵の長所や短所を述べたいと思います。
長所①どんな質問にも答えてくれる!
chatGPT(以降彼)のすごさというのは、
なんといってもどんな質問にも答えてくれること。
拾い画像ですがこんなものを見つけました。
引用元:https://soreomo.com/entry/chat-gpt
語り口調で質問しているのに、見やすく「例えば」という提案もしてくれる。
しかもとても詳しく、人に訊いたような温かみもある。
これは今までwikiにはなかった側面です。
長所②2021年までの知識は全て網羅
chatGPTが世に出たのは2021年の11月。
私のようにデジタル不得意な人間も見るようになったくらいなので、
今年になってから注目されてるんでしょうね。
表題のように、2021年までのすんごいデータを記憶。
その賢さは、
国家資格である医師や司法試験などにも合格し、
MBAでも高得点をたたき出しているとか。
う…勝てません(涙)
さらに1億ダウンロードまでの期間も、
tiktokは9ヶ月、インスタは2年半もかかっていたのに、
なんとたった2ヶ月で突破。
マイクロソフトが1兆円かけて作り、
Google様が危機感を持っているそうです。
どれだけ注目されているかがわかります。
長所②作詞やエッセイなども作ってくれる!
私が「これすごい」と思ったのは、物語も作れるところ。
フォロワーの多い精神科医tomyさんが「桃太郎の続き」を作ってください
と質問したところ、こんな回答が!
(中略)
引用元:https://twitter.com/PdoctorTomy
なんとハッピーエンドになるという面白展開!
人によっては
「転職しようか迷っているんだけど…」
「長年片思いしている人に、どうやって思いを伝えたらいい?」
という相談をしているとか。
長所③早く、より細かく知るにはうってつけ
昨日の勉強会では先生が例として
「君の名は。のあらすじを教えて」という質問をされていましたが、
観た人にも「ああ、そうそう」と思え、
観ていない人も「へえ~見たくなる」と感じるような答えが。
wiki的なデータの面も含みつつ、本題となるあらすじをキャストの名前も交えて説明し、
その後の社会的効果までを説明してくれました。
例えば、初対面の人と話をする前に「こういうこと興味ありそうだよな」
と下調べをした場合、
wikiだと薄くなるけれど、chatGPTだと少し深い話ができそう。
先程のだと、もうちょっとつっこんで
「主人公はどんなルックスですか」
「みんなが名場面と思うのはどんなところですか」
「日本人の何人に一人が観ているんですか」
「聖地巡りの状況はどうでしたか」
などなど、質問を変えていけば、語り合うまではいかなくとも、
そこそこ話題は持ちそうな感じがしまうs。
これが数分でできるのは、やはりいいのかなと思います。
長所④ログイン登録もとても簡単!
昨晩はみんなでワイワイやりながら登録をしてみましたが、
ログインできなかった人は一人もいませんでした。
しかも最後の人が完成するまで、
10分もかかりませんでした。
実は私はどこかでエラーが出ていたのに気づかず、
現在使えないので再度新しいアカウントを作ろうと思案中
(説得力がなくて申し訳ない)
日本語の対応もそのボタンを押せばいいだけ。
ただし、先生によれば質問は日本語より英語でした方が、
彼自体の能力は発揮されるそうです。
まあ…私が使うことはありませんが、
英語が得意な方は、英語で質問したほうが、
より正確な答えが得られると思います。
ただ、皆さんそれぞれいろんな質問を投げかけていて、
わーきゃー言ったり、笑ったり呆れたり。
集って「こんなん出たよ~」なんていう楽しみ方もあるかもしれません。
短所①間違えることがある・数字に弱い
ここからは短所。
まず、情報に間違いがある場合があること。
これは、ログイン画面の最初にも
「情報が絶対に正しいわけではない」という意味の注意書きがあるように、
やはり絶対ということはないようです。
また、2021年までの情報しか覚えていないので、
昨晩先生が
「すずめの戸締まりのあらすじをおしえて」
と質問したときには、映画の公開が2022年だったため、
同じ題名の小説が出てきてしまいました。
最初の一文に「小説家有川浩が原作で…」とあったので、
私はChat欄に「あの映画、有川浩さんが原作だったんだ!」
と思わず書き込んでしまいましたが、その後主人公の名前が全然違っており、
あやうく間違えるところでした。
これは「データを覚えていない」という特性での不具合ですが、
もうひとつは「あいまいである」ということ。
先生によれば、
奇抜な答え<無難な答え
だそうで、「まあ誰が聞いても間違ってはいないよね」
という内容の答えが返ってくるよう、設定されているようです。
とはいえ、自分があまり使わない語彙を使って説明してくれるので、
自分のボギャブラリーが増え、表現の豊かさに幅が出ることは、
彼の長所だと先生はおっしゃっていました。
加えて、数字は少し弱く、
グラフの作成などは苦手なようです。
短所②質問力で答えに差が出る
私が使えていない状況なのであまり言えないのですが…
先生によれば「質問の仕方」で答えが違ってくるそう。
例えば先程の「君の名は。」について、
観たことないから知りたいな、という人がいたとして、
・君の名はのあらすじを教えて
・君の名はってなに?
・君の名はっていう映画はどんな話?
・君の名はってどれくらい流行ったの?
このようにいろいろな訊き方があると思います。
それによっても質問は変わってきそうです。
もしかしたら、「。」をつけてなくて、こっちの「君の名は」になる可能性も…。
まあこれはwikiでもあることなのでなんとも言えません。
まとめおよびライター所感
このようにかなり賢い彼なので、
「インスタに文章をちょこちょこっと書きたい」とか
「会社の商品について、一般的な説明が欲しい」
というような場合には、かなり時間を節約できると思います。
また、youtuberとかvtuberのような方は、
上手にこういうのでサムネを作れるようになりそう。
実際、ライターさんでも活用してくれる人はいるそうです。
私も数年前、ある研修会でライターの師匠から文章を出され、
「AIがここまで作れるようになっていますよ。
私たち人間のライターが取って変わられない様に頑張りましょう」
と言われたように、そのうちそれなりの文章は、
人間じゃなくても作れる時代がやってくると思っていました。
アカウントを作るのも簡単ですし、
考え考え、答えてくれる様子もなかなかにカワイイ。
が…。
私の場合、相手に質問をしながらその答えによって次の質問を考え、
それによって文章の構成を組み立てていくので、
今のところお願いしたい案件は思い付きません。
また、「おかしくなく」「感情もある」文章を書いてくれるのですが、
その人の文章のクセなどは、まだ学習はできないので、
「自分らしいブログ」を書いている人にとっては、
草案は作れても、作りっぱなしにはできないと思います。
また、質問によって答えに差が出るということは、
結局「こんな感じの答えが欲しい」ということを予想して、
的を射た質問をしなくてはなりません。
じゃないと、先程のように三葉ちゃんじゃなくて真知子さんが出てきちゃいます(笑)
つまり、的を射た質問をするには、自身の「国語力」が必要です。
自分がアホな質問をしてしまえば、検討違いな答えしか得られなくなる。
できることは確かに多いけれど、やはり使いこなすのは人間であって、
こちらも使い方を試行錯誤して、初めて便利になるのかなと思いました。
wikiよりは詳しいので、ちょっと調べるには「お値段以上」の情報をくれる。
人間が書いたと思えるレベルにあるので、
いわゆる「ライターを目指す人が激安でまとめサイトを書く」
というような仕事は、彼に取って変わられると思ったのですが、
負け惜しみでも何でもなく「私のやっている仕事とは違うな」
と感じました。
まだまだ仕事はありそう(ホッ・笑)
Facebookのコミュニティに入ったので、
みんなの質問とか、わからないことをみながら、
敵の動向を今後も見守ろうと思っております。
●お気軽にフォローください!
https://www.facebook.com/writer.yukamasuda
●初回 30分無料相談は随時受付中です
●正しい文章より、あなたらしい文章。
月2回、言葉について考える「文章寺子屋」塾生募集中
●ご相談はお気軽にこちらへ。