名古屋の経営者さんなら、奥志摩の中村会長をご存知の方も多いかと思います。
愛知県内に約20店舗を構える「奥志摩」さん。
中村会長のご出身は三重県。
その南部、美しいリアス式海岸として名高い「志摩」の名前が表わすように、
美味しい魚介類を炉端で楽しませてくれる、人気店の会長でいらっしゃいます。
以前より周りの方から「文也さんに会った~♥」という話を聞いたり、
「ものすごくいいお話が聞けた」という感動的な投稿を拝見し、
「どんな方なんだろう? いつかお話伺えたららいいな」
と思っていました。
するとすぐに引き寄せ力発動!
昨年の年末、母校である金城学院大学の経営者の会で、
隣に座った広報担当の佐藤あやみちゃんが、
「年明けに奥志摩でランチ会やるんです~」と誘ってくださったのです。
速攻、スケジュール帳に記入!
名古屋には、ブランディングに力を入れているお店でランチをしながら、
情報交換を行う「リーダーズエージェント」というグループがあり、
昨年、そちらを知りました。
その代表を務めるのが、株式会社ミルクの秋篠くるみさん。
「ブランディングって窓に飾るやつかしらん?」という無知な私に、
ブランディングの面白さや素晴らしさを、初めて教えてくださった方です。
(とてもかわいくて美人♥そして聡明)
こうしたご縁もあり、参加が確定してから心待ちにしていました。
「すごい方だとは知っているけれど、まっさらで接したい」
ということから、普段はご経歴などを調べてからお会いするのですが、
勝手に「きっとどんな人にも優しい方に違いない!」
と、何の下調べもせず伺いました。
(ゆえにすごく緊張しました!)
でも「偉い方ほど腰が低い」って本当なんですよね。
とにかく優しくて、物腰が柔らかい。
ゆとりがあり、豊かな方だという雰囲気が伝わってくる。
「気」という存在があることを実感できる。
私たち一人ひとりの目を見て、
どんな質問にも「うんうん」とうなずいてくださり、
瞳が真っ直ぐな方でした。
「楽しかった~ためになった~」と書くのはできますが、
昨日学んだこと、感銘をうけたお言葉、
会長が常に伝え続けている「成功の3つの法則」をベースに、
アウトプットも含めて書いていきたいと思います。
1.格言その1
「自分はできる!」と信じること
会長は前述のように三重県のご出身。
決して豊かとは言えない環境だったと話されていましたが、
そんな中、お母様はいつも
「すごいね、あんたならできるよ」
と、温かい言葉をかけてくださったそうです。
もともと成績は良かったとのことでしたが、
小学校の中学年で算数が難しくなり、
クラスの真ん中くらいになった時も、
「すごいね、よくがんばったね」と褒めてくださったそうです。
これは、なかなかできることではありません。
私も母親ですが、ついつい点数を気にしてしまったり、
前より悪いと「なぜ?」と軽く聞いてしまいます。
生まれた時「健康ならいい、楽しく生きてくれればそれでいい」
って何度も思ったはずなのに、それを忘れてしまう。
言葉がけの大切さ、自己肯定感の大切さを改めて感じます。
文也会長、
「もし母親自身が、とんでもなく立派で偉い人間ならアレやけど、
そうでない母親に言われても、説得力ないよねえ~」
というような伊勢弁で、私たちを笑顔にしてくださいました。
ホント、どの口が「どうしてこの問題ができないの!」が言うのかしら(反省…)
私のルーツも三重県なので、伊勢弁がより温かく響きました。
そして、お仕事を始めた後も、学びを深めている中で、
「自分はできる、必ずできる」という言葉を唱えるとともに、
「必ずできる!」という言葉のみが入ったCDを購入し、
ひたすら車の中で聞いていたこともあるそうです。
脳は「それが本当かどうか判断する能力がない」
と言われます。
自分に前向きな言葉をかけていけば、
脳も「あ、そうなんだ!」と感じて、
行動力が押し出されるそう。
唱えることは一秒後にできるので、
意識していきたいと思います。
2.叶った姿を想像・イメージング
都合よくてもOk!のアファメーション
2つ目はタイトルどおり。
この時、かまぼこやさんを営む方が質問されていたのですが、
「あなたがうさぎをかたどったかまぼこを作るとするでしょう、
それが完成したら嬉しいよね、
みんなで『わーいできた!』って喜ぶよね、
その姿を想像してみるんです」と。
ここにはひとつポイント。
会長によれば、こうした予祝やアファメーションというのは、
「自分だけではなく、お客様が喜ぶ」というのを
一緒に想像すると、よりいいそうです。
「うさぎのかまぼこ、すごいカワイイですよね」って喜んでくださるお客様の笑顔。
「ウサギのかまぼこ、うちの子が好きなんです」と褒めてくださるお客様の笑顔。
こういう「具体性」とともに「自分自身の心が躍る」
ということが、きっと夢を実現させてくれるんですよね。
文也会長は
「楽しいと思うことだけをする。
自分が楽しいと思わないことはしないし、人にもしない」
と言われていました。
ここまでの文也会長のお話は、どれも「当たり前」のことだと思うでしょう。
でも…本当に、日々、一瞬のすきもなく実現できる人は少ないと思います。
「自分はできる」と声がけしていても、弱音を吐いてしまったり、
自分がされて嫌なことを、知らず知らずに仕返しのようにしてみたり。
シンプルだけど、やり続けることをやれる人だからこそ、
成功…というより、慕われ、頼られ、好きな道を歩めるのでしょう。
3.周りに感謝
先程の話とも通じますが、「感謝」って、できていますか?
私…すみません全然できてなくて、
文也会長のお話を伺いながら、掘りごたつに潜り込みたくなりまいした(笑)。
「仕事ができるのは、家族のお陰。
今、こうしてみんなとお話ができるのも、
社員の人が店を守ってくれるから」
とおっしゃっていました。
そして、会長は、必ず、毎日どこかの店舗にいらっしゃるそうです。
その時には「いつもありがとうね」と声をかけるそうです。
会長直々にそう言われたら、社員ってすごく嬉しいですよね。
とはいえそれは効果を期待しているからではなく、
前述のご家族に対する思いと同様
「本当にそう思っているから」だそうです。
初対面の私にすら、言葉にはしなくとも
「ありがとう」という気持ちが何となく伝わってきた程ですから、
スタッフさんも、日々、会長の思いを感じているのだと思います。
あやみさんから聞いたのですが、
奥志摩さんは今年のお正月、ずっと営業をされていたそうです。
文也さんは「もし、スタッフが一人でも嫌だと言ったらやめよう」
と考えて提案されたそうですが、誰一人いなかったそう。
ようやく親戚同士が集まれるようになったお宅も多かったですし、
奥志摩で、楽しい宴を開いたご家族も多かったんだろうな…。
来店したことがある方はご存知だと思いますが、
奥志摩のスタッフさんは、本当に明るく元気で気が利き、
ひと言でいえば「とても気持ちがよい」接客をしてくださいます。
そんな奥志摩さんの採用のポイントは「アホでもいいから笑顔」
だそう。
笑顔って、本当に人を幸せにする。
今日も「お弁当作りたくないよう眠いよう」
とごねる大人の私に娘が「お母さん、おはよう」
と笑顔を向けてくれた…うう…有り難い…。
私は質問の時間に、
「こういうご時世で奥志摩さんですら大変だったと思いますが、
どのように日々を送られていましたか」
と伺いました。
すると、さすがの会長も「もうこれは大変だ…」と思い、
不安ももちろんあったそうですが、
社員にはひと言も言わず「必ず収まる時が来るから」
と元気づけていらしたそうです。
さらには、ひとつの会社に対して1回だけという補助金に対しても、
店舗ごとに受け取れるように相談に行かれたり、
夜の街の女性たちも仕事に困らぬよう、そして、健全な息抜きができるよう
女子大小路などのお店に対しての規制も、
緩めるように上の人に伝えにいかれたそうです。
はあ~書いていても「すごいなあ、素敵だなあ」と感じたのと同時に、
「会社の代表」というだけでなく、もはや「社会のリーダー」なのだな…と。
会社でも「こうした方がいい」という社員の声を吸い上げるのはもちろん
「これは良くない」という言葉に関しては、
「上の人に言いづらい言葉を言ってくれるなんて、
お金を払ってでも聞きたいくらい」とおっしゃっていました。
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こうして、金言だらけの時間を過ごす中で、
私がつい、うるっと来てしまったお言葉が
「70点でいい」
というひと言。
心がけつつも「完璧でいたい」「みんなにすかれたい」
そう思ってしまう私の心を、なんだか溶かしてくれるようで。
きっと一人ひとり、自分の境遇や心情により、
響く言葉は違うだろうけれど、
どの言葉も、上っ面ではなく経験や本心から出ているので、
文也会長の生き方やお言葉に惹かれて、
「会いたい!聴きたい!」になるんだろうなと感じました。
そんなこんなで、ついついファン化すると長々と語る私のクセが出て、「
長くなってしまいましたが、
新年の最初に、素敵な会に参加できて、ああ~恵まれているな、有り難いなと思いました。
特別にこんなボリュームたっぷり美味しいランチをいただきました。
夜ご飯、食べませんでした(珍しい!)
お腹も心も一杯というのはこのこと!
美味しくて楽しい時間が楽しめる、奥志摩さんのサイトはコチラ
株式会社 奥志摩グループ公式サイト
素敵な場を設けてくださった、くるみさんの会社「ミルクさん」のサイトはコチラ
名古屋・栄のフォトスタジオ スタジオミルク
文也会長、くるみさん、あやみさん、
そしてご一緒させていただいた皆さん、
奥志摩のスタッフさん、ありがとうございました。