今日も2サスネタ。
2サスや刑事ドラマを語る上で、欠かせないのがヒロインの存在。
今回はそんな中でも、80年代のアイドルであり、その後ドラマにシフトし、
犯人役としても、ミスリード役としても重要な女優さん、
個人的なベスト3をご紹介。
今回「個人編」とありますが、明日は「元グループ編」をお届け予定です。
1.もはや第二の片平なぎさ様。
涙の女王、中山忍さん
説明不要。この方を語らずして2サスも刑事ドラマも語れません。
犯人役、刑事の妻役、ミスリード役、なんでもござれです。
「中山美穂さんの妹」という印象が強いのですが、
当時は妹ということを隠してデビュー、その後知られたそう。
たまたま先週テレビで拝見したのですが、ご自身でも
「デビューしたんですが、もう歌が下手すぎて…」
と言われ、その後気づいたら女優に転向されていました。
でも当時はまだまだミポリンの妹というイメージが強く、
周りもそういうイメージで見ていたと思います。
そんな時、あるドラマで私の愛する渡瀬恒彦さんと共演。
まだ転向して間もないこと、若かったことから、
ドラマを少しなめていたことが、渡瀬さんに伝わってしまったそう。
挨拶をしても返してくれず、その後彼女は「私が甘かった」と奮起。
「万引きGメン二階堂雪」で、木の実ナナさん・角野卓造さんの、
娘役としてレギュラーになったのはその頃かしら。
その後年月が経ち、再び渡瀬さんと共演することになった忍さん。
それはそれはもう緊張しっぱなしだったそうです。
しかし撮影が終わり最終日、渡瀬さんから呼ばれ、恐る恐るお部屋を尋ねると、
渡瀬さんが褒めてくださったそうです。
「忍の涙はとても美しい」という、本当にキザだけど素敵な言葉で。
渡瀬さんはご存知のように渡哲也さんの弟さんです。
だからこそ「すでに有名な俳優の弟」として見られてきたゆえ、
言葉に出さずとも、
忍さんの辛さ、切なさを誰よりもわかってくれたそうです。
件のドラマは、西村京太郎サスペンス ~十津川警部シリーズ43
「伊勢志摩殺人迷路~円空の謎~」(2011年)と思われます。
私も何回か見ましたが、最後の忍さんの涙、
舞台が伊勢ということも記憶にあるのか、真珠のように丸く光っていました。
余談ですが、最近はお姉さんも刑事ドラマの方に移行していますが、
やはり…忍ちゃんはコツコツ努力してきたんでしょうね。
もう実力が段違いです。
確かにお姉ちゃんは華やかではあるけれど、
演じ切れていないし、何よりセリフが聞き取りづらい!
本当忍さんを見ていると、努力って裏切らないよなあということを教わります。
2.元気印!なミッチョンも犯人役多し。
ミスリード役もぴったり、芳本美代子さん
お次はみっちょんこと芳本美代子さん。
調べたらなんと同い年でした。そうだったのね。
彼女は早々とアイドルから他に転向したような気がします。
それはズバリ、同期がめちゃめちゃ強力だったからだと思われます。
主な方を挙げてみると、
・本田美奈子
・中山美穂
・南野陽子
・浅香唯
・斉藤由貴
(敬称略)
これはもう…逃げるしかありませんよね(苦笑)
ただ、彼女の場合はサスペンスだけではなく、
通常のドラマや、昼ドラの主演などもされていて、
いろいろな現場で経験を積んだんだなあと思います。
刑事ものは
「科捜研」「一課長」「相棒」「京都地検の女」「おみやさん」
など、テレ朝のレギュラードラマはほぼ網羅。
もちろん2サスでも大活躍です。
みっちょんの被害者率は大変低く、
なぜか犯人あるいは犯人をかばう役が多いような。
「やり手の女社長」「何か隠してそうな主婦」という、
「犯人かもしれない、でも違うかもしれない」
と私たちを惑わせる非常に重要な女優さんです。
3.とうとうこちらにやって来たナンノちゃん
これからの救世主になるか、南野陽子さん
最後は南野陽子さん。
いやあベストテンでも常に1位だったこともあり、
今もこの美しさ~すごいなあ。
ナンノちゃんが初めてサスペンスドラマに出た時、
「おおーナンノちゃんもこっちに来てくれたのね」
とめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。
とはいえ、麻宮サキは、もう彷彿とさせません。
一番印象に残っているのは、「科捜研の女」スペシャル。
2020年の最終回スペシャルでしたが、
なんと!土門さん(内藤剛志さま)が死にそうになるのを
なんとか助ける役として奮闘する役。
うちの娘もこれで南野陽子さんを覚え、
「ナンノちゃんってキレイだねえ」と言っています。
若い頃の写真を見せたらひっくり返っていました(斉藤由貴さんも同様)
ナンノちゃんもミッチョン同様、女社長役は多いです。
あと、トップアイドルになったあの美貌から、
「化粧品会社」とか「ファッション関係」の代表、
みたいな役も多い。
ナンノちゃんがこういうドラマに出る様になり、
「おお~中山忍・国生さゆりと三巨頭になるか!」
と期待をしていたのですが、その頃コロナにより、ロケのあるドラマは衰退…。
本当に心から、2時間サスペンスが復活してほしい!
なんなら今やっている「考察刑事」のように、
一歩もロケしなくてもいいから!